どれか一つでも当てはまる場合は、もしかすると、骨盤の状態が影響しているかもしれません。
- 出産後、腰痛、股関節痛が発症
- 出産前はなかったひどい頭痛や頑固な肩こりに悩む
- 産後ブルー(うつ状態)が続く
- むくみや極端な体重増加で、以前のスキニーパンツがはけない
- 尿漏れ、恥骨痛がある
- 中年期に股関節痛を患う
正しい理論に基づいていない産後骨盤矯正が多い
日本中に骨盤矯正と呼ばれている手技が乱立しています。
ゴキゴキならすものから、ストレッチ中心のもの、割とソフトタッチなもの、あるいは揺らすだけの流派までいろいろです。
しかしきちんと骨盤の歪みを定義し、理論を組み立てて説明しているところはなかなかありません。
定義がなければ、何をどう調整するのか理論を立てることはできず、「使って効いたから正しい」という感性の施術になってしまいます。
感性はもちろん大事ですが、それに至る定義・理論が必要ではないでしょうか?
さておき、リフレパシー整体による骨盤の歪みの定義は明快です。
大きく三つに分類できます。
狭い意味での意味での骨盤の歪み。
特殊な意味での骨盤の歪み。
広い意味での意味での骨盤の歪み|産後 骨盤矯正の考え方1
これは骨盤そのもの歪みではなく、骨盤を支えている筋肉の歪みのことです。
しかも、骨盤を支えているのは主に股関節ですから、股関節筋の歪みが問題ともなるでしょう。
具体的には殿部筋全体、腸腰筋のトリガーポイントです。
その他、直接的な股関節筋でないものの骨盤の有り様に影響を与える仙骨、腸骨、恥骨に付着する筋肉にトリガーポイントが形成され、アンバランスになった場合、骨盤の左右高低差があったり、前後差が出たりして、見かけ上の歪みが発生するわけです。
【トリガーポイントの解説】中殿筋

【トリガーポイントの解説】腸腰筋

寝た状態では脚長差として現れるかもしれません。
リフレパシー整体で下半身の施術すれば、過度の歪みは是正されていく設計となっています。
産後のケアもできますし、トリガーポイントが沈静化すれば、産後腰痛、股関節痛も高い確率で改善できます。
狭い意味での意味での骨盤の歪み|産後 骨盤矯正の考え方2
股関節周りの筋肉の問題から来る歪みの他に、純然たる骨盤の歪みの問題も存在します。
理論的には3箇所、ゆがむ可能性があるポイントがあります。
骨盤モデルに図示されているように、左右の腸骨が仙骨を挟んでつながっています。
このツナギの部分、つまり左右の仙腸関節が微細な可動域をもっているわけです。
この左右2箇所が歪む可能性があるのです。
ズレるというより正常な可動域がなくなるといった方が正確です。 (ほぼ2ミリほどの可動域があります)
リフレパシー整体では、仙腸関節アーティキュレーションと股関節のアーティキューレーションが、フットマニピュレーション(オプション)の中に組み込まれています。
股関節痛・膝痛が過去の足首のケガや出産のせい?|フット・マニピュレーション

仙腸関節アプローチは数多くありますが、その中で一番安全で実績のある技法を採用しています。
さて、問題はもう一箇所。
骨盤モデルを見てみてください。
「恥骨結合」に注目。
ここが、左右の腸骨を下部にて結合している重要な箇所なわけです。
通常、事故でもないかぎり、ここが歪むことは珍しいのですが、女性の場合、妊娠出産という過程があります。
出産時にオキシトシンというホルモンが分泌され、恥骨結合が解かれ離開します。これによって産道が確保され、スムーズな出産が可能になります。
問題はその先。
いったん離開した恥骨結合は、もとに戻らねばなりません。
昔の人は知恵があって、出産後は三七 廿一日間(21日間)安静にする習慣があったそうです。
その期間に恥骨が自然にもとに戻ると言われています。
ところが現代の出産事情では、二十一日間も安静にするということありません。
逆に、出産したその日に歩かされます。
たいていの方は、それでも通常の恥骨結合に戻るのですが、中にはズレた状態で再結合してしまう方がいます。
恥骨結合がズレると、クランク運動で連動する仙腸関節がズレます。
仙腸関節の可動域減少から歩行時、股関節に負担がかかります。
股関節筋たる殿部筋、腸腰筋のTP活性が起き、最終的に腰痛を起こす場合もあります。
恥骨がズレると恥骨痛だけでなく、仙腸関節痛、股関節痛、腰痛など様々な部分に痛みを起こします。
産後腰痛はこのように生じます。
さらに産後ブルーもまた恥骨不整合から起きる場合もあります。
恥骨の不整合が起きた場合、身体はもとに戻そうとし、恥骨を緩めるために、もう一度オキシトシンが出ます。
しかし、恥骨不整合を矯正するために出る多量のオキシトシンは、そのホルモンの中枢である脳下垂体を疲弊させてしまいます。
こうして脳下垂体の疲弊や、骨盤内臓器の乱れによるセロトニンとドーパミン前駆体不足などの原因により、ブルーな状態が続いてしまうのです。
現代の無神経過ぎる産後処理のために不整合が起きてしまうというわけです。
腰痛にもならず、産後ウツにもならず、無事過ごせたとしても、微妙な不整合は中年以降の股関節痛を生む原因ともなりますから、油断はできません。
リフレパシー整体では、この調整を指して、骨盤矯正(産後プログラム)を提供しております。
特殊な意味での骨盤の歪み|産後 骨盤矯正の考え方3
生まれつき腸骨の一方が大きかったりする問題や、ボルト選手のように強い側弯症などから起きる歪みです。
または交通事故などで腸骨骨折や仙骨骨折を起こしてしまう事もあり得ます。
これは整体師が完璧に対処できるものではありません。
あるいは完治につながるものでもありません。
なんとか上手く付き合っていけるようにメンテナンスする方向の施術になります。
産後の骨盤矯正|正しい定義・理論がなければ個々のケースに対応できない
以上、リフレパシー整体の考える骨盤の歪みと調整意義です。
貴方の痛みが、臀部筋等にトリガーポイントが発生している痛みなのか、恥骨結合の歪みからくる痛みなのか正確に見極めなければ、個々の症状にあった施術はできません。
症状改善コース(60分)で腰部、臀部、股関節周りの筋肉(トリガーポイント)に十分にアプローチできます。
しかし、骨盤の歪みからくる痛みや違和感の場合、筋肉を緩めた上で骨盤(仙腸関節、恥骨結合)を調整するアーティキュレーションを行います。(60分+30分)
産後、股関節痛や腰痛にお悩みの方、産後気分が沈みがちの方、40代50代になって股関節痛にお悩みの方も、心当たりのある方はぜひお試しください。
ベトナム・ホーチミンのリフレパシー整体うちだで、ズバッと効くトリガーポイント整体を体感してみませんか?
*本当は骨盤底筋も関係してくるのですが、今回のブログには含めていません。
リフレパシー整体下半身コース(60分)は、腰、殿部筋群のトリガーポイントを沈静化させ、痛みや歪みの原因を取り去ります。残りの30分で、骨盤(仙腸関節、恥骨結合)を調整するアーティキュレーションです。十分に骨盤周りの筋肉を緩め、仙腸関節、恥骨結合をあるべき位置に調整します。8回1クールで行いますが、4回程度施術を受けると、効果を実感していただけると思います。