約7割の方がヨガの練習中にケガ
2018.1「ヨガ安全指導員」制度が日本で開始しました。その背景には、ヨガでケガをした人が多いという調査結果があります。
2017年11月10日に実施した「ヨガ練習中のケガに関する調査2017」によると、約7割の方がヨガの練習中にケガをした経験があり、そのケガの原因が「ヨガインストラクターの不適切な指導」との回答が約2割でした。
すっかり定着した感があるヨガ。健康=ヨガのイメージから一転、NYタイムスが2012年に「ヨガがあなたの身体を破壊する」という記事を掲載して以来アメリカでは騒然、物議をかもしだしています。
2012年1月5日付けのNYタイムス誌に “ How Yoga Can Wreck Your Body”(ヨガはどうあなたの身体を破壊するのか)このセンセーショナルなタイトルと共に記事がはじまります。
インドで修行した後、40年近く、ニューヨークでヨガを教えてきているグレン・ブラック氏は現在のヨガをする人たちのやり方に警鐘をならしています。
彼はニューヨークのヨガの先生を生徒に持つようなベテランのヨギ(ヨガ指導者)です。現在、むちうち症やぎっくり腰、肉離れ、筋をたがやす、などのヨガによる怪我や体調の不調を申し出る人が後を絶たない…ヨガの先生自体、腰を痛める、肉体的精神的にダメージを負っている人が多いと言います。
また、脳卒中などのシリアスな事態も引き起こしかねないという彼の発言に驚きを隠せません。NYタイムス誌はこうも書いてありました。
ヨガはあなたの血圧をさげることができて、抗うつ薬などの薬の役割をしてくれる、またあなたの性生活を改善することさえできます。しかしヨガをすることによって激しい痛みを負わせる可能性については沈黙を守るままです。
ヨガで怪我をする要因
ヨガで怪我をする原因として下記のことが考えられます。
・ヨガスタジオ(クラス)などで身体のやわらかい人がまわりにいると自分も出来るはずだと競争心をむき出しにしてついつい無理をしてしまう。
・ヨガの先生は一度に大勢の生徒をみるので、きめ細やかな対応がなかなかできない。
・ビギナークラスにはビギナーの人以外、上級者でも参加できるのでビギナーは精神的にも追い込まれる。
・ヨガ講師の質の低下。
意外にも欧米では一般的に教えられてきたヨガのポーズは一般の人にとって危険性があることを医学的な見地にのっとり報告されてきました。
実際、現役インストラクターの方々も事故のリスクを警告しています。特に外国人講師の場合、言葉の壁もありついついコミュニケーションを怠り、無理をしてしまうことがあります。
次回から、ヨガで痛めやすい部位を、トリガーポイントの観点から分析し、対策を掲載します。
今回の記事は、ヨガで身体を痛める方が多く来院されるため、特別配信させていただいています。下記のHP等を参考にさせていただきました。
http://josei-bigaku.jp/newyorkyoga3266/
(当ブログはヨガの効果・効能について否定するものではありません。)
どうぞくれぐれもお気をつけてスポーツをお楽しみください。

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